ペットフードの栄養基準って何なんだ?と疑問を持たれる方がいるかもしれません。
そして今与えているペットフードって大丈夫なの?と思っている方も多いと思います。
ペットフードの栄養基準て、実はここ10年20年で確立されてきたものなんで
意外と知られていないのが現状なんですよね。
今回はその栄養基準と、ペットフードの種類について解説してきます。
今回も解説頼むよー
プレッシャーやな笑。頑張るわ。
ペットフードの栄養基準とは?AAFCOって何?
犬や猫は僕ら人間とは違って、基本的には飼い主が与えてくれるペットフードのみで健康を維持、生活してるんですね。
言い換えると、身体はもちろん体毛の一本一本まで、飼い主が与えるフードが持つ栄養素のみでこれらが形成されていると言うことです。
こう見ると、ペットフードってすごい重要なアイテムですよね。
ますはペットフードの目的別の分類についてですが、大きくは2つに分かれます。
主食か、間食か。
「俺か、俺以外か。」って
Rol●ndみたいな言い回しやめーやw
仕方ないやろ、実際そうなんやからwww
とりあえずRol●ndはかっこいいってことやな。
……。
詳細は以下です。早速見ていきましょう。
- 総合栄養食
- 間食
- 療養食
- その他の目的食
それぞれの違いを教えてもらいたいね
総合栄養食
ペットフードのうち、犬又は猫が必要とする栄養基準を満たした毎日の主要な食事として与えるためのフードです。
新鮮な水と一緒に与えるだけで、成長段階(ライフステージ)における健康を維持することができるように「ペットフード公正取引協議会」が定めた基準をクリアしたものです。
つまり理想的な栄養素がバランスよく調整されている製品のことを指します。
基準を満たしているかの確認は、各メーカーがしっかり製品を試験して確認する必要がありますけどね。
品質うんぬんは置いといて、とりあえずこの基準を基に「総合栄養食」は作られています。
基準を満たす。大事なことやな。でもこれって逆に言えば基準クリアやったら何してもいいってこと?
いい質問やなチップ。その通りなんよ。基準値を守ることが第一やけど、メーカーによってこの基準に関する考え方が違ってて、とりあえずはこの基準さえクリアしてたら「総合栄養食」として販売できるんよ。
ふーん。変な言い方やな。つまりどう言うこと?
「総合栄養食」の定義はこれということ。総合栄養食の良し悪し、選び方の話はまた別な。
わかったような、わからんような…。とりあえず、次行こか。
総合栄養食と記載する場合は、下記の成長段階(ライフステージ)を併記する必要があります。
- 「幼犬幼猫/成長期またはグロース」
- 「妊娠/授乳期」
- 「成犬成猫/維持期またはメンテナンス」
- 上記3段階すべてを満たすものとして「全成長段階またはオールステージ」
そしてこの総合栄養食を証明する栄養基準として、
AAFCO(Association of American Feed Control Official:米国飼料検査官協会)が
設定するガイドラインを採用しています。
読み方は「アーフコ」ね
このガイドラインは1997年からずっと改正がなかったんですが、2016年に大幅改定がありました。
2021年現在、まだ1997年版が主に使用されているのが現状ですが、そのうち2016年版に以降していくと思います。
- ペットの食事で必要な栄養素を数値化(五大栄養素など)
- 成長段階(ライフステージ)で異なる基準を設定
- 栄養素に関するラベル表示の標準化
あくまでAAFCOは基準を作る団体であり、検査はしていないので、
「AAFCO認定」やら「AAFCO承認」やら「AAFCO合格」って文字があれば不当表示になります。
そんなメーカーのペットフードも品質管理が怪しい、買うのやめ!とした方が無難です。
ちなみに市販で売られているものでそのような表記は見たことないです。
でも、このことを知っておくことに損はないです。
補足として、EUではこれとは違うFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)ってのがあって、栄養基準や添加物の使用量基準、ラベル表示何かの基準も若干異なるんですが、基本的に犬や猫が健康でいるために考えられた基準なので、必要な栄養バランスに大きな違いはないですね。
間食
パートナーのおやつご褒美などとして与えられるペットフードで、おやつやスナック等の表示がされています。
代表的なものにジャーキーガムビスケットなどがあります。
あくまでご褒美的要素がメインなので、
与える量は1日のエネルギー要求量の10%から15%以内に抑えることが推奨されています。
与えた分だけ主食のペットフードを減らす!これ鉄則です。
ご褒美、待ってるぜ!!
療法食
特定の病気を管理するために様々な栄養要求に合わせて調整されたペットフードです。
「特別療法食」「食事療法食」などの表示がされています。
メーカーによってこれら表示が異なるだけで、どちらも療法食に変わりはありません。
健康な犬や猫にとって必要な栄養素が足りないものもありますので、
病気ではないパートナーに与え続けると栄養が偏り好ましくない状態になる恐れがあります。
病気の状態に合わせて臨機応変に使い分ける必要もあるので、必ず獣医師や専門家の指示に従って与えてください。
先生指示のもと与えることが大事やね!
その他の目的食
特定の栄養の調整やエネルギーの補給、嗜好性の増進などを目的としたペットフードです
その他の栄養食は次のいずれかが表示されています。
- 一般食(おかずタイプ)
- 一般食(総合栄養食と一緒に与えてください)
- 栄養補完食
- カロリー補完食
- 犬・猫用サプリメント
- 副食 など
目的と用途でバランスよく
ここまで、AAFCOをはじめとした栄養基準て何?ってことをお伝えしました。
犬や猫が健康で過ごすために、国が定める「ペットフード安全法」や
ペットフード公正取引協議会が普及・啓蒙する「ペットフードの表示に関する公正競争規約」及び「ペットフードにおける景品類の提供の制限に関する公正競争規約」があります。
それぞれがあって犬や猫が健康に長生きできるようにいられる一つの判断基準にはなりますが、
一つ一つの細かい数字にこだわるのではなく全体的なバランスが取れているかどうか、
今目の前のパートナーが健康でいるかを知るためのツールとして捉えてくださいね。
と言うわけで、今回は以上です。最後まで読んでくれてありがとうございます。
ペットフードの正しい知識を知り、パートナーと楽しく幸せな生活を送っていきましょう!